【終了】府民協働連続講座　都草講演会「藤原道長と紫式部」

11 世紀の初め一人の女性によって『源氏物語』が世に出た。貴族の全盛期、
藤原摂関家の頂点を極めた道長の時代である。下級貴族出身の作者、紫式部は道長の
娘の中宮に出仕したことで後宮世界を知ることができ、作品を物すことができたのである。
道長の存在なくしてこの物語は生れ得なかった。二人の交わりを探ってみる。

 

◆講演　午後2時～3時30分

（休憩　10分）

◆関連資料の開設　午後3時40分～4時

〈講師プロフィール〉

朧谷 寿 氏
1939 年生まれ。同志社大学文学部卒業、平安博物館助教授、同志社女子大学教授を経て同志社女子大学名誉教授。公益財団法人古代学協会理事長、源氏物語アカデミー監修者、紫式部顕彰会副会長、国際京都学協会理事、古典の日推進委員会アドバイザー、映画「源氏物語―千年の謎―」監修、明日の京都文化遺産プラットフォーム理事、平成16 年度 京都府文化功労賞受賞、令和３年度 京都市芸術振興賞受賞

主要著書：『清和源氏』『王朝と貴族』〈『日本の歴史』６〉『藤原氏千年』( 講談社現代新書)『源氏物語の風景』『平安貴族と邸第』『藤原道長』『堀河天皇吟抄』『平安王朝の葬送』『藤原彰子』