【終了】リアルに甦る!吉川観方と風俗史考証の世界 ーコレクションの写真を中心にー
※この展示は終了しました。
京都に生まれた吉川観方は日本画家として知られていますが、それ以上に風俗史研究家としての活躍に注目すべきものがあります。彼は生涯にわたって膨大な風俗史資料を収集し、その成果を故実研究会や著書、展覧会、映画の時代考証、祭礼の考証などを通して発表するとともに、一大コレクションを築き後世に残しました。
現在、そのコレクションは、主に京都府、奈良県立美術館、福岡市博物館に分かれて収蔵されていますが、京都府には、かつての衣装や道具をはじめ、それらを裏付けるものとして集められた絵画や版本など、およそ16,000点が収められています。この中には、収集品を実際に用い風俗考証をおこない、画家たちの参考として開催した扮装写生会写真のほか、扮装実演の様子等を記録した写真が1,800枚ものガラス乾板として残されています。
本展では、同コレクションのガラス乾板(本展ではその紙焼き)写真を中心に、関連する現物資料を交えながら、全力を傾注して吉川観方が追い求めたリアルに甦る風俗史考証の世界をご紹介します。
【ギャラリートーク】※各日午後2時30分より30分程度
●10月 21 日[木]
●10月 28 日[木]
●11月 18 日[木]
※チラシ(PDF)の期間は2021年9月14日(火)~11月7日(日)と記載しておりますが、期間は以下のように変更いたしました。
期間:2021年10月2日(土)~11月27日(土)
- 主催
- 京都府立京都学・歴彩館、京都文化博物館
- チラシ