【9月20日】茶の力を再創造する~今、京都から動き出す新しい物語~

茶には、どんな力があるのでしょうか。
まだ知らぬ「茶の力」は、あるのでしょうか。
京都の茶に、それぞれの分野でそれぞれの思いを抱いて関わる4人の皆さんと、「茶の力」について語り合います。
「地域」「世界」「観光」「次世代」という4つの視点から茶の力を捉え、現場でいま実際に行われている、その価値の再創造の小さな物語をお話しいただきます。
そして、地域や世界の人々を幸せにする、まだ見ぬ「茶の力」の価値について、ご登壇の方々とともに考えます。
それぞれの地域、それぞれの人生を豊かにする、多様な「茶の力」を探す小さな物語を、皆さんも一緒に紡いでいきましょう。
(コーディネーター:谷口 知弘 )
※本事業は2025年4月に開幕した「大阪・関西万博」を契機に、京都の茶文化を支える茶人や茶商、茶の生産者、茶器や茶道具、茶菓子の職人から、府域の小・中学校、高等学校、特別支援学校の児童・生徒や大学生といった、京都の将来を担う次世代までが一緒になって、京都のお茶文化を広めることを目的とした取組『きょうとまるごとお茶の博覧会事業』のイベントです。
- 日時
- 2025年9月20日(土) 14:00~16:00 (開場 13:30)
- 会場
- 京都学・歴彩館 大ホール(1階)
- 定員・対象
- 定員 400名
- 講師
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● 赤井 貴恵(日本茶教室テトア)
日本茶インストラクター・リーダー 裏千家茶道準教授。福知山市の日本茶専門店に生まれる。店は継がず「日本茶のファン作り」「中丹地域が日本茶の産地を知ってもらう」を目的とした教室・ワークショップなどを、自身の「日本茶教室thé to a(テトア)」や「きょうと食いく先生」として学校への出前授業で実施している。
● 岩間 孝志(京都グルメタクシー)
1968 年東京生まれ、 70 年・京都市伏見区移住 91 年・辻フランス校留学 現地レストラン研修後帰国、京都ホテルグループ勤務。その後MKタクシーへ、途中ミシン職人(8年間)を経て業界復帰、2010 年・都タクシーで「京都グルメタクシー®」旗揚げ、5年後独立。著書「おいしい京都」等(PHP研究所)出版、現在は京都府文化観光大使として数多くのメディア、雑誌等で活躍中。
● 上杉 和央(京都府立大学教授)
香川県生まれ。博士(文学)。京都大学総合博物館を経て、現在、京都府立大学文学部歴史学科教授。宇治茶文化的景観等調査研究会議委員、宇治市文化的景観検討委員会委員、和束町文化的景観保存活用計画策定委員会委員などを務める。専門は歴史地理学で景観史・地図史を得意とする。主著に『歴史は景観から読み解ける』『京都はどう織りなされてきたか』など。
● 松本 靖治(おぶぶ茶苑)
奈良出身、北海道大学を卒業後、脱サラ。京都和束にて宇治和束茶を生産・国内外にネット販売する京都おぶぶ茶苑を創業。2019年、京都四条を拠点に日本茶の情報発信・教育を英語で行う国際日本茶協会を設立。2020年、長崎そのぎ茶の産地に移住し、ティーツーリズムを展開、「お茶で世界をもっと平和に」を推進。
● コーディネーター:谷口 知弘(福知山公立大学教授)
1964年京都府宇治田原町の竹籠屋の4代目として生まれる。福知山公立大学地域経営学部教授、宇治茶文化的景観等調査研究会議委員。ワークショップの専門家として、京都市未来まちづくり100人委員会や福知山ワンダーマーケットなど協働のまちづくりに参画。学生や地域の人々と共に、地域資源を活かした地域づくりに取組む。編著書に「はじめてのファシリテーション」(昭和堂)。
●総合司会:若林 正博(京都学・歴彩館 京都学推進課課長)
1968年生 京都学・歴彩館京都学推進課長。司書、学芸員、認証アーキビスト。京都の鉄道史やプロ野球史、伏見の歴史に関する著作論文多数。ブラタモリでタモリさんを伏見に案内するなどメディア出演のほか、講演、フィールドワークの機会も多数。曰く、幕末から近代にかけて、伏見桃山は桃から茶の産地に変わったとのこと。
- 主催
- 京都府立京都学・歴彩館
- 申込方法
- 事前申込不要当日、京都学・歴彩館の大ホールに直接お越しください。)
- チラシ